頑張ればよいわけではないが、熱い思いは伝播する


サッカーボールをフィールドに置く選手

Last Updated on 2025年11月16日 by expwakui

「頑張る」ということが、成果の上で意味がないように X 上では言われることも多いですね。
しかし、意味がないと考えている人でも実際は頑張っていると思います。

論理的思考で多大な実績を持つイーロン・マスク氏でも、インタビューではロケット開発についての熱い思いを語ったり、悔しい思いに涙したりする場面がありました。
見る人は彼の涙が嘘だとは思わないでしょう。「彼は頑張っているんだな」という印象を持つのではないでしょうか。

「頑張る」を言い換える

「頑張る」の言い換えを調べると、たとえばWeblioでは「努力を重ねる」「忍耐強く続ける」「目標に向かって進む」という意味合いのさまざまな言葉が並びます。たとえば、「励む」「耐え抜く」「挑戦する」などの言葉。

私は、これらのことが成果において意味がないとは思えません。むしろ人間として大切な在り方だと思います。

熱い思いがあるから頑張れる

何かを進めようとするとき、うまくいかないことが多々あります。
諦めてしまうと、その先に進めません。
論理的に考えて絶対に確証があると踏んでいれば、諦めることはないでしょう。しかし実際は、確証の持てないことのほうが多いのではないでしょうか。

確証が持てないときに行動し続けるには「頑張る」という気持ちだけが頼りになるでしょう。

成果以外のことも誰かに伝わる

物事がうまくいって成果が出れば、関係者や世の中の人々は高く評価するでしょう。それは普通に考えて当たり前です。
そして失敗した場合は評価もされず、忘れ去られるかもしれません。

ただ、失敗するまでに投入してきた多くのリソースや時間、活動の目的や意義が人々に知られた場合、どのように評価されるでしょうか?意味がないと思われるでしょうか。

日本でも、ロケット打ち上げが失敗し続けている事実だけを見る人にはロケット開発は無意味だと感じられるでしょう。しかし過程を見ている人は次に期待して、応援する人もいます。

成功させるために努力する姿を見ているから、応援したくなるのです。当事者は「頑張っている」とは思っていないかもしれませんが、周りは「頑張っているな」と感じるでしょう。
成果以外のことも誰かに伝わって評価されるし、何らかの影響を与えます。

熱い思いは行動に出る

ちょっと思いついたぐらいのことは、行動せずに終わることもあります。
しかし熱い思いを持っていると、必ずそれは行動に出るでしょう。行動は誰かに影響を与えて、何らかの評価をされる可能性があります。

熱い思いには強い力があります。人々が思いを理解している場合、方法が間違っていれば指摘してくれる人も現れるでしょう。「こうすればうまくいくのではないか?」と。
助言を受け入れることは、成果に対して有益なトライになるかもしれません。

まとめ

AIによって人間は置き換えられると言われていますが、AIが高度な身体機能を持つまでは、不可能でしょう。ロボットが代替できるようになるには時間がかかります。
また、AIには今のところ、感情がありません。頑張ろうという気持ちも、熱い思いもありません。

人間のAIに対する優位性(または個性)は、身体機能と感情にあると考えます。
行動することや、思いを発信したり共感したりすることは、人間の特権といってよいと思います。