Webサイトの記事を充実させ、検索対策を実施しているにも関わらず、集客に反映しないと感じることはありませんか?
SEO・LLMOにおいて評価されやすい要素を取り入れた施策を実施しても、数字の変化が認められないケースがあります。
そのような場合「何か別のところに問題があるのでは?」と考えるのが自然です。
この記事では、施策を講じる前に見直すべきポイントについて解説します。
集客が難しいと感じるときに起きていること
E-E-A-Tを考慮して専門性や独自性を加え、生成AIに引用されやすい構造に整えているのに、目に見える成果が得られない場合、次のような問題が生じている可能性があります。
- ユーザーが関心を持つ内容に着目できていない
- 自社の独自性がユーザーに認知・支持されていない
- ユーザーの目的がCV(コンバージョン)に直結していない
- 外部サイトでの言及・被リンクが少ない
いくら価値ある情報を発信していても、多くのユーザーにとって関心の薄い話題がアクセスを集めることはないでしょう。
自社が差別化の柱としている「独自性」も、ユーザーが抱える課題を解決できなければ、ユーザーにとって無価値です。解決できることがユーザーに理解されない場合も同様です。
ユーザーの目的に沿った情報を提供していても、ユーザーが自社のようなサービスを求めていなければ、CVに至ることはありません。
このようなユーザーニーズとのミスマッチは、自社視点で実施するSEO・LLMOでは解決できない問題です。
ユーザーに評価されていない場合や、他人におすすめできる具体的なコンテンツがない場合、外部サイトやSNSで紹介されたり、リンクを張ってもらえたりすることも少ないでしょう。
施策を見直す
集客がうまくいかないときは、次の3つのポイントに着目して既存ページを見直すことが重要です。
- ユーザーの関心に合わせる
- CVとの距離が近いユーザーの関心に着目する
- 課題解決のために自社の独自性を盛り込む
それぞれについて、以下で解説します。
なお、ここでは内部施策についての解説となります。外部サイトでの言及などについては、この記事では触れません。
①ユーザーの関心に合わせる
ユーザーの関心が低いテーマで専門性や独自性をアピールしても、閲覧にはつながりにくいでしょう。関心の高い話題に絞ってコンテンツを作成する必要があります。
ただ、検索ボリュームが大きいテーマであっても、自社サービスの内容とかけ離れたテーマは、優先度を上げる必要はありません。検索ニーズのあることと自社の答えは、分けて考える必要があります。
需要だけを基準にテーマを選ぶと、コンテンツに自社の独自性が盛り込めなかったり、ユーザーに響かないアピールをしてしまったりするケースが出てきます。
参考記事:Google「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」
②CVとの距離が近いユーザーの関心に着目する
ユーザーの関心が高いテーマでも、必ずCV(コンバージョン)につながるとは限りません。
検索需要を区別したうえで、CVにつながるセッションを確保する方法を、以下で解説します。
情報収集と検討の需要を区別する
読む需要と、比較・相談・発注の需要とでは、ユーザーの目的が異なります。情報収集の段階にあるユーザーに向けたページと、検討段階にあるユーザーに向けたページでは、求められる内容が異なるのが自然です。
関心が高いテーマであっても検討から遠い内容であれば、認知用のコンテンツと割り切るか、優先度を下げましょう。情報収集の需要を追いかけるだけでは、CVに結びつきにくいためです。
情報収集向けのページと検討向けのページは、目的を分けて設計しましょう。
参考記事:Ahrefs「Keyword Intent: What It Is and How to Use It in Your SEO Strategy」(キーワード意図の概念と活用)
CVにつながるセッションを確保する
セッション数の増加だけを追うのではなく、CVにつながりやすいセッションをどれだけ確保できているかを確認することが重要です。閲覧数の多いテーマが、CVにつながっているかをチェックしましょう。
アクセス数だけを追っていると、情報収集段階のユーザーばかりが増えている状況に気づきにくいといえます。比較・相談・発注に近いページへの流入数を定点観測しつつ、コンテンツを優先的に強化することが、CVにつながるセッションを確保することにつながります。
参考記事:Ahrefs「Buyer Intent Keywords Convert Better. Here’s How to Find Them」(購入意欲の高いキーワードでCVRを向上させる方法)
③課題解決のために自社の独自性を盛り込む
ユーザーが抱える課題に対して、自社のサービスがどのように役立つかを明確にすることが重要です。サービスの特徴が他社にないものであれば、その点を強調することで差別化が可能です。
ユーザーの関心と自社の独自性をどう結びつけるか、具体的に見てみましょう。
ユーザーの関心と自社のサービス領域を一致させる
記事のテーマは、「ユーザーの関心に沿った内容」であるだけでなく、「自社サービスの領域」であることを確認しましょう。
ユーザーが知りたいテーマの範囲内で、自社だけが言えるノウハウや、判断基準を提供します。関心のあるテーマから外れた領域に独自の情報を展開しても、ユーザーの目には留まりにくいためです。
たとえば、解決のために自社が採用している手順や、対応しない範囲を明示することなどは、他社が書きにくい独自の情報になり得ます。
既存のコンテンツでは、ユーザーの関心にも自社サービスの領域にも当てはまらない記事を削除することで、専門性や信頼性が高まる可能性があります。どちらかに当てはまっている記事は、対応関係を修正するためにリライトするのがよいでしょう。
参考記事:Afrefs「Content Marketing for SaaS: The Ahrefs Guide」(SaaS向けコンテンツマーケティング)
参考記事:Ahrefs「Content Pruning: Why It Works, and How to Do It」(コンテンツ整理の効果と実施方法)
サービスの選択につながる自社情報を提供する
自社が持つ独自の情報として「会社案内」「事業紹介」「サービス案内」などがあります。これらを一般的な解説記事とともに形式的に配置するだけでは、サービスの選択にはつながりません。
ユーザーの課題を解決するサービスと事業が存在し、信頼感を与える会社であることが伝わるよう、ターゲットユーザーの視点でコンテンツを整備しましょう。
とくに、サービス案内にはユーザーの課題を解決するために提供する機能や価値、価格などを明示し、利用後にどのような成果や体験が得られるのかが伝わるようにすることが重要です。
事業や会社の紹介は、サービスを選ぶ判断材料として、信頼や意義を感じてもらうために欠かせない要素です。サイト上の情報は、ユーザーの意思決定を後押しするように機能させましょう。
まとめ
集客が難しい理由を外部環境や施策不足に求める前に、ターゲティングがうまく行っているかを検証することが重要です。
新しいページや施策を追加する前に、既存ページを次の手順で見直しましょう。
- ユーザーの関心に合わせる
- CVとの距離が近いユーザーの関心に着目する
- 課題解決のために自社の独自性を盛り込む
成果が見られない施策は、この3点のどれが弱かったかに対応させて振り返ることが重要です。
コンテンツのターゲティングを明確にしてからSEO・LLMOを実施することで、成果を得やすくなります。
参考記事:Google「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」
