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いち参加者として見たWordPressコミュニティの変化と雰囲気

Meetup

そういえば最近、WordPressコミュニティでの活動そのものをSNSやブログに上げる人が少なくなったなあと思っています。個人的な印象ですが。
かつてはクリスマスが近づいてくると「WordPressアドベントカレンダー」をよく見たものですが、最近は見ません。知らないだけでしょうか。

そんな感じで、ちょこちょこWordPressコミュニティに参加している自分の、個人的な雑感を書かせていただきます。

自分の立ち位置

私自身は、WordPressコミュニティのイベントで登壇したとか、開発してるとか、何かの世話をしたとかいうことはなく、単に参加しているだけの人です。
最近はまあまあの頻度で「WordPress Meetup」に参加していますが、ずいぶん疎遠になっていた時期もありました。

最初にコミュニティの勉強会に参加したのは、十数年以上前だったと記憶しています。当時、地域で開かれていた勉強会は「WordBench」と呼ばれていました。大阪や京都、東京などの大きな都市で不定期で開催されるイベント「WordCamp」もありました。現在は WordPress Meetup と WordCamp になっていますね。

コミュニティへの参加理由

コミュニティへの参加動機は、すでにWordPressを使っていて、その「情報収集をしたい」ことと「知り合いを増やしたい」ということがありました。
ちょうど SNS が盛んになる頃と連動していたため、ほかの参加者とTwitterやFacebookでつながることも多かったです。

WordPressを選んだ理由

そもそもWordPressを使うことになった理由は、次のようなことがあったと思います。

  • Movable Typeの静的ページの更新管理が面倒だったこと
  • 静的サイトのCMS化が楽にできたこと
  • オープンソースであり、ネット上で情報が手に入りやすかったこと

個人的には当時、Nucleus CMSを使って自分のサイトを作っていました。これもWordPressと同様に動的ページを生成するPHPのシステムです。

ただ、WordPressの勢いがすごく、話題に吸い寄せられるように移行した記憶があります。プラグインの選択肢が多く、サイトを制作する際に必要なものを実装しやすかったということもあります。

初参加の頃(十数年前)と今とで変わったこと

「機能」と「サイト開発環境」と「参加者層」の3つの側面で、変わった点について書きます。

WordPressの機能の変化

ブログツールであり、Webサイトを構成するために必要な固定ページも作れるCMSであったことは、いまも同じです。おそらくもっと以前は単にブログツールだったのでしょう。

データベースとテンプレートがあり、コンテンツ(記事)をデータベースに登録し、デザインをテンプレートで決め、リクエストがあったときにシステムが両者を組み合わせて出力するタイプの動的なCMSでした。それも現在と大きくは変わっていませんね。

大きく変わったのは、かつてはテンプレートを一般のコードエディターで編集し、サーバーへアップロードしていたことです。現在のブロックテーマでは管理画面上の「サイトエディター」で編集できるため、その作業が基本的には不要です。

かつては機能をカスタマイズする際も、テンプレートファイルを直接編集したり、functions.php を編集したりしていました。もちろんプラグインもありました。
しかし現在は、管理画面からブロックで実装したり、プラグインを使ったりします。自分でコードを書く場合も、私の場合は「コードスニペット」というプラグインを使い、管理画面上から機能を作成しているため、ファイルを編集することがなくなりました。

サイト開発環境の変化

かつての制作フローは、デザイン > コーディング > WordPress実装(テンプレート作成)という流れが一般的でした。各工程に必要なツール(環境)はすべて必要でした。
たとえば次のような感じです。

  • デザイン:Fireworks、Photoshop、Illustratorなど
  • コーディング:Dreamweaver、各種コードエディター(IDEを含む)など(デザインツールも使う)
  • WordPress実装:各種IDE、DBツール、ファイル転送ツールなど

しかし現在では、ブロックテーマを使ってサイトを作る場合、一部のツールはなくても制作できるようになっています。
既存のテーマをカスタマイズしてデザインを作る場合、素材をデザインするためのツールは必要ですが、構成はWordPressの管理画面上で行えます。コーディングはほとんど必要なく、デザイン調整のために追加CSSを編集する程度でしょうか。

ブロックテーマは管理画面上で構成していくため、「実装」というステップもありません。WordPress本体をセットアップする際に、ファイル転送ツールやターミナルソフトを使う程度でしょう。

テスト環境を作る場合、かつてはXAMPPなどの環境をセットアップしましたが、近年はローカル環境用ツール「Local」を使って簡単にセットアップできます。
さらに最近では、ブラウザでアクセスしてすぐに使える環境として、「WordPress Playground」や「WordPress Studio」などが利用可能です。

コミュニティ活動への参加者層の変化

かつてはWordPress本体もプラグインも機能がいまほど充実していなかったため、新しい機能に対する関心やニーズが高い状況でした。そのようなこともあり、コミュニティの勉強会にもエンジニアが多く参加していました。また、それと同じぐらいデザイナーの参加も多かったと思いますし、両方できる人も普通にいた感じです。

現在ではエンジニアの参加は以前ほど多くなく、かといってデザイナーばかりというわけでもなく、一般のサイト運営者やWordPressで何らかのビジネスをしている起業家のような方も見受けられます。

勉強会で取り上げられる話題も、システムの技術的な内容より、運用面でのノウハウや成功例、失敗例などが議論されることが多いように感じます。
「WordPressをどう活用するか」という実践的な話題が多く、誰でも参加できる内容が増えたように見えます。

現在の雰囲気

現在、WordPress Meetupに参加していて感じることは、参加者の年齢層が高いことです。もっと若い人も参加すればいいのになと思います。

よく、SNSではコミュニティに対する悪口を目にすることもありますが、少なくとも私が参加するMeetupでは、悪い雰囲気を感じたことはありません。
やや、内輪的なノリになっている部分はあるかと思うのですが、どうしても世話人のカラーは勉強会に反映すると思います。合う・合わないはあるでしょうね。

私自身も、以前はなかなか雰囲気に馴染めず遠巻きに見ていた頃もありますが、最近はとても居心地のよい空間となっています。

まとめ

私自身もWordPressに関する発信をあまりしなくなったので、今回はまとめて発信してみたという状況です。
最後に、現在のWordPressコミュニティの関心事を私の印象でまとめると、次のようになります。

  • ブロックエディターの機能と使い方
  • AI機能を活用してできること
  • クライアントワークの実務面の課題共有
  • 国内外のWordCampのレポート

やはり思うことは、WordPressで分からないことや悩んでいることをAIやSNSで調べるのもいいけれど、Meetupに参加してみるのもよい選択だということです。
自分の関心事以外の情報まで入ってきて「いろんなことやってる人がいるんだな」という感覚が持てることも、Meetupに参加するメリットです。

若い人で先輩の知り合いを増やしたいとか、WordPressでサイトを作りたいと考えている人など、気楽に参加できる状況だと思います。
Web制作のリアルコミュニティって最近は少ないと思うので、プロの現場を垣間見るよい機会になるのではないでしょうか。

参考記事:WordpPress.org「日本の WordPress Meetup リスト」

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