自己流にならないようにする

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パソコン画面を見る男性(Copilotで作成した画像)

Last Updated on 2026年2月8日 by expwakui

組織のなかで仕事をしていると、日々さまざまなディスカッションがあったり、雑談も含めて情報交換の機会は多いと思います。
そのなかでワークフローを理解したり、仕事の考え方を身につけたり、組織内だけにある情報に触れたりすることができるでしょう。

組織を一歩出てフリーランスのようになった場合、それらの環境はなくなるから、意識して自分から情報収集をして同じような空気を作る必要があります。

それは非常に難しい。

ワークフロー

組織内のワークフローは完成されているから、理解すれば自動的にインプット・アウトプットができるようになります。
しかし個人のワークフローは試行錯誤の連続で、しかもそこにあまり周囲のアイデアが入ってこないから自分のやりやすいように構築されていくでしょう。

自分がやりやすいワークフローであれば十分なのですが、だれかとコラボレーションしようとしたり、組織に参加してアウトプットを提供しようとしたときに、見直しが必要になるかもしれませんね。

仕事の考え方

組織内の仕事の考え方は、根幹は経営理念などによって決まっているでしょう。
それぞれの部門を覆っている特有の考え方があったり、個別のチームが持っている考え方もあるはずです。

個人が自営する場合、仕事の考え方は基本的に「自分の考え」です。
組織のなかでは、個人の考え方より組織を優先しますが、組織を離れると自分の考えだけを拠り所にして仕事をしていく必要があります。

そのことから「別の考え方をどのようにして知るか」という課題に、解決策を持っておく必要があるでしょう。

業界の情報

業界の情報には、公開されているものと、そうでないものがあります。

会社内だけの情報は非公開ですが、組織内で仕事をしていると、毎日使う水や吸っている空気のようにそれらをゲットしています。

組織を離れると、そのような日常がなくなるから情報量は急減するでしょう。

業界内にある一般的な情報はネットでいくらでも見られる時代です。
自営しているとそれらには自由にアクセスできますが、とてもベーシックな情報であるし、情報自体が古いまま更新されていないこともあります。

だから実務を遂行するうえで、役に立たないことも多いでしょう。
役に立っていると自分では思っていても、客観的な「市場価値」としてその情報は評価されない情報かもしれないのですね。

組織には種々のパーソンがいて、有意義な情報を外部から集めてきたり、内部で醸成したりしています。
それらの情報を、組織内では無償で得ています。

組織を離れた個人の仕事では、どのように業界情報を手に入れるかということが課題です。

SNSで得られる錯覚

個人が仕事をするうえで、近年はSNSから業界情報を得ることが多くなっています。
だからこそ、個人で仕事をしようと思う人が増えているし、SNS上だけで完結する仕事もあるでしょう。

ただし、それらは企業などの組織内の情報とはかなり違うものです。
どこの誰が書いたか分からないタダの情報を頼りに、仕事をしてしまうというリスクがSNSにはあると考えられます。

SNSは大衆を反映しているように見えて、実は非常に偏った情報である場合もあり、とくに実務に必要な情報は明らかになっていないことが多いでしょう。
SNSを中心とした情報収集には限界があるし、錯覚も起きやすいと考えるのが自然です。

解決策:個人が組織と関わって仕事をする

個人が組織を相手に(顧客として)仕事をすることと、組織に関わって仕事をすることは、少しニュアンスが違います。

たとえば毎回、新しい仕事を新しい企業から請け負って仕事をするという状態は、組織に顧客として接している状態です。
特定の企業と長くお付き合いをするという接し方があると、それは単なる顧客ではなくて組織に関わっている状態といえるでしょう。

両者の違いは、個人と組織の間で交わされる情報に違いがあるだろうという点です。

特定の企業と長くお付き合いしていると、そこから企業内の「常識」として業界情報が流れてきやすいのです。
また企業も、個人に対して単に納品物という結果だけを求めるのではなく、個人に情報を提供してアウトプットしてもらうという、より積極的な活用を考えるようになります。

そのような仕事に関わることは、自己流のワークフロー、考え方、情報収集から脱却できる可能性があります。

まとめ

フリーランスなどの個人が仕事をしていくうえで、組織にいかに関わるかということが自己流の仕事をしないための1つの方策といえるでしょう。

ただ、組織側から見た場合、個人に情報提供することはガバナンスの点で問題がある場合もあるでしょう。
しかし一方では、企業は正社員を雇わない、非正規を増やしている、さらにはフリーランスを活用してアウトソーシングをしているという状況もあります。

そのような組織側のニーズを考えると、組織に信頼されて組織とともに歩む個人というスタンスは、現代の最適解といえるかもしれません。