Last Updated on 2026年1月8日 by
「ポッドキャストの原稿を生成AIで書くと、その人らしさが失われる」というような内容のSNS投稿を見ました。
たしかにそうかもしれないなと思いました。
ただ、ポッドキャストは語り手の「声」や「話し方」も重要だと思うので、それらがAIにならない限り大丈夫ではないかと考えた次第です。
また生成AIで書いた原稿自体も、必ずしも個性が失われているとは限らないでしょう。
というわけで、ライティング(記事作成)についてはどうなのか、考えてみました。
ライティング(記事作成)における「その人らしさ」とは
記事の場合は音声ではなく、言葉や文章そのものです。肉声のようなものは、そこにはありません。
ただ、読者が記事を読んだときに「あーこれは、この人が書いた記事だな」と思えることが「その人らしさ」なのでしょう。
個人が発信する記事には「主張」があって「言い回し」や「文体」もあります。「ユーモアのセンス」や「特徴のあるボキャブラリー」、持っている価値観などが「その人らしさ」を醸し出すのだと思います。
解説記事に「その人らしさ」は必要か
記事に「その人らしさ」が必要か否かは、記事の目的や取り扱うテーマによるでしょう。
私が現在、書き進めているコンテンツSEOなどの「解説記事」の場合は、必ずしもそこに「私らしさ」は要らないと思います。読者は、コンテンツSEOについて知識を得たり、なにかを発見したりして満足できればよいのでしょうから、むしろ客観性のほうが必要とされるでしょう。
ただ、解説記事は「誰が書いたか」という事実は重要だと思います。
仮に書いている私が、SEOのオーソリティだとしたら、その記事の価値は非常に高いものとなるでしょう。しかし残念ながら、私はSEOのオーソリティではないため、そこまでの価値はありません。「誰かの参考になる」レベルにとどまります。
Googleはコンテンツを評価するときに、「誰が書いたか」も重視しています。解説記事に関しては、「その人らしさ」というよりは「誰が書いたか」のほうが重要だといえるでしょう。
次の記事では、Googleが重視する経験・専門性・権威性・信頼性をWeb記事に取り入れる方法・ポイントについて解説しています。
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生成AIを使用して「その人らしさ」は失われるか
この問いに対する答えは、一概には言えません。生成AIの使い方によって変わってくると思います。
何かよい例えはないかと考えていたところ、ライティング(記事作成)については写真撮影と似ているなと思いついたので、そのことを話します。
記事作成と写真撮影で比較
「写真には人柄が出る」ということはあります。
写真は風景や人物をカメラで撮って見せるだけだから、できあがった写真を見て「誰が撮ったか」は断定できないものでしょう。しかし撮影者を知ったときに、なんとなく「あーこれはこの人の撮った写真だな」と思えることがあります。
そこには、撮った人の「視点」や「感性」が見て取れるからではないでしょうか。被写体の選び方や構図、色合いなどには嗜好や個性が反映されます。
撮影者が × カメラを使って × 被写体を撮ると = 写真になり → 鑑賞者が見て何かを感じる
これと同様に、
ライターが × 生成AIを使って × テーマを捉えると = 記事になり → 読者が読んで何かを感じる
という図式も成り立ちます。
この点において、記事作成と写真撮影は似ていると感じたわけです。
生成AIを使用しても「その人らしさ」を出す方法はある
ここでの結論は、記事作成に関しては「生成AIを使用してもその人らしさは出せる」ということです。
- どのようなテーマを捉えるか
- 事実をどう受け止め判断するか
- どのような生成AIを用いるか/どのように使うか
- 誰が記事を発表するか
これらの要素のなかに、「その人らしさ」は出てきます。仮に言い回しなどの文体が失われても、「その人らしさ」は失われないでしょう。
「その人らしさ」の具体例
例えば私はガジェットが好きで、これまでのブログ記事はガジェットのレビューが多かったのですが、単にスペックを並べて比較するというようなレビューではありません。自分が使ってみて感じたことや、良い点・悪い点について書いたものです。
したがって、客観性には欠けるものの、実際の使用感としては読者に参考になる内容が書けていると思います。
参考のレビュー記事:「OPPO Reno9 A の印象」
このような記事を、エッセンスをそのまま残しながら生成AIで書くことは可能でしょうし、記事としては部分的に個性的な表現を差し挟んでも成立するでしょう。
まとめ
ライティング(記事作成)において、「生成AIを使うべきか否か」という議論はあると思います。
ただ、私の考えでは近い将来、生成AIを使って記事を書くことは当たり前になると予想しています。
そのうえで、どのように記事に魅力を持たせるか、価値を持たせるかを考える必要があると思っているのです。「その人らしさ」を醸し出すのは、その方法の一つです。
もちろん、解説記事のように必ずしも個性が必要ない記事もありますが、それでも「誰が書いたか」という事実は読者にとって必要な情報といえるでしょう。
