初心者にも分かりやすい!WordPressによるSEO対策のポイント


WordPressの設定

Last Updated on 2025年12月22日 by expwakui

WordPressを導入しただけでは、検索順位が自然に上がることはありません。SEOを意識してWebサイトを構築し、必要な項目を正しく設定・記述することで、初めて効果が期待できます。

この記事では、WordPressで実践できるSEO対策の基本ポイントを整理し、初心者からWeb担当者まで役立つように分かりやすく解説します。

WordPressとは

WordPressは世界で最も利用されているコンテンツ管理システム(CMS)で、Web制作者が効率的にサイトを構築できるプラットフォームとして普及しています。

SEOを考慮した設計がされているものの、SEOのための特化ツールではありません。そのため、専用プラグインを導入したり、日常的なサイト運用を工夫したりすることによって、検索エンジンに評価されやすい環境を整える必要があります。

サーバーを選ぶ

SEO対策では、サーバー選びも軽視できません。ページの読み込み速度が遅いと検索順位に悪影響を与えるため、レスポンス性能に定評のあるプランを選ぶことが大切です。
SSL対応や自動バックアップなどのセキュリティ対策が標準で備わっているかも確認しましょう。
レンタルサーバー会社の最安プランは機能が制限されることが多いため、避けるのが無難です。

筆者のおすすめは、安定性やサポートに定評がある「エックスサーバー」や「さくらのレンタルサーバ」です。信頼性の高いサーバーは、長期的な運営にも安心して利用できます。

国内のサーバーを選ぶメリット

国内サーバーを利用する最大の利点は、日本語でのサポートが受けられることです。トラブル時にも迅速に解決しやすく、初心者にとって安心です。

また、国内にサーバーが設置されていることで通信速度が安定し、日本国内のユーザーに対して快適な閲覧環境を提供できます。SEOの観点からも、表示速度の速さはプラスに働きます。

SEOが考慮されたWordPressテーマを使用する

検索エンジンは、ページを構成しているHTMLデータを見てページやサイトの評価を決めます。
その意味で、SEOが考慮されたテーマを選ぶことが効果的といえます。

WordPressの標準テーマ(Twenty Twenty-Five)の場合、ディスクリプション(ページの要約)の記述ができません。SEOプラグインを併用するか、他のSEO対応テーマを選ぶ必要があります。

テーマを選ぶ際には、次のような点に着目するとよいでしょう。

  • SEOに対応していることが知られている
  • モバイルでの表示に最適化されている
  • ブログ投稿をカテゴリーやタグを使用して整理できる
  • 表示速度が軽快
  • 構造化データに対応
  • URLカスタマイズが柔軟にできる

新しくテーマを選ぶ際には、ブロックテーマであることを確認しましょう。ブロックテーマに対応していないテーマも使用可能ですが、特別な理由がない限り選ばないほうがよいでしょう。

定評のあるテーマ

テーマ選びはSEOの基盤づくりに直結します。
国内の定評のあるテーマとしては、無料の「Cocoon」や有料の「SWELL」が代表的な選択肢です。
Cocoonはクラシックテーマですがブロックエディターに対応しています。SWELLはブロックテーマです。

Web制作会社にWordPressによるサイト構築を依頼した場合、テーマは制作会社の独自の構成になるか、または既存のテーマをカスタマイズすることになります。どのような構成になるか、SEOへの対応は十分かは確認が必要です。

カテゴリ・タグ・固定ページの効果的な使い方

「カテゴリ」や「タグ」による分類は、WordPressの「投稿」(ブログやコラムの記事)に対して使用できます。
Webサイト全体としては「固定ページ」も存在するため、目的に合わせた使い分けが必要です。
たとえば次のような使い分けが考えられます。

  • 固定ページ:会社概要やスタッフ紹介など時系列でない内容を書く
  • 投稿:サービス紹介やお知らせなど日々の発信内容を書く
  • カテゴリー:サービスの名前(例:無料相談、訪問査定など)で投稿を分類する
  • タグ:利用シーンや対象者(例:引っ越し、入学、後期高齢者など)で投稿を分類する

固定ページや投稿のカテゴリは、Webサイトの構成を作るもので、コンテンツの柱を決める要素です。
投稿のタグは、ユーザーの目的に合わせて情報を見つけてもらうために付けるラベルのようなものです。通常、一つの投稿にタグは複数設定できます。

SEOの見地からは、カテゴリは乱立させすぎず、全体を俯瞰できるシンプルな構造にするのが効果的です。タグは関連性のある記事をまとめる補助的な役割と考え、重複や乱用は避けましょう。

SEOプラグインを活用する

上記のSEO対応テーマを使用する場合は、SEOプラグインは必要のないケースもあります。
ただ、テクニカルSEOの施策であるサイトマップ生成やrobots.txtの制御、レスポンスの改善まで行う場合は、対応するプラグインをインストールする必要があります。

また、Webサイトの簡単な分析・提案機能なども、プラグインで実現可能です。

注意点として、プラグインの入れ過ぎによるサイトのレスポンス低下は、SEOにも悪影響を及ぼします。レスポンスを損なわないプラグイン数の目安は5〜10個程度ですが、GoogleのPageSpeed Insightsでサイトの表示速度を測定したうえで判断することをおすすめします。

プラグインの例

SEOをトータルでサポートする代表的なプラグインには「All in One SEO」や「Yoast SEO」があります。これらの機能には、SEO対応テーマでサポートされている機能が含まれる可能性もあるため、導入時に把握しておきましょう。

ボリュームの大きいページのレスポンスを改善したい場合は、次のようなプラグインを使用することも可能です。

  • 「EWWW Image Optimizer」などの画像圧縮プラグイン
  • 「WP Rocket」や「W3 Total Cache」などのキャッシュプラグイン
    プラグインは不具合の原因になる可能性もあるため、テストを実施するなど、慎重な導入を行いましょう。

SEOで必要な設定・入力項目

SEOにおいては、WordPressに限らず、他のCMSやブログサービスでも共通する基本的な設定があります。
それぞれの項目を見てみましょう。

タイトル

タイトル欄には、記事の内容を端的に表すことが重要です。
検索結果に表示される文字数が30文字程度であることから、この範囲で簡潔にまとめることが推奨されます。

本文・見出し

本文は見出しを使って構造化し、情報を整理します。一般的に大見出しはh2、小見出しはh3やh4を用いて階層を作ることで、検索エンジンにも分かりやすくなります。

画像の代替テキスト(alt属性)

画像には必ずalt属性を設定し、内容を端的に説明しましょう。
読み上げソフトを使用する視覚障害のあるユーザーへの配慮になり、アクセシビリティを確保できます。
検索エンジンに画像の意味を伝える役割も果たします。

内部リンクの設置

関連記事へのリンクや「ぱんくずリスト」を設置することで、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなります。
検索エンジンがサイトの構造や内容の重要性を理解しやすくなり、SEOが促進されます。

ディスクリプション

ディスクリプションはページに書かれている内容の要約です。通常、ブラウザでは見えないデータですが、HTMLのメタタグとして記述されています。

ページごとに、ディスクリプションに記事内容を簡潔にまとめ、検索結果に表示される説明文として設定しましょう。120字前後でユーザーに魅力を伝えることが効果的です。

パーマリンク設定

WordPressのURLは、設定画面の「パーマリンク設定」でカスタマイズできます。
URLを見てどのような内容のページか想像できるように設定することで、SEOの効果を高めることが可能です。

たとえば「https://ドメイン名/ページ番号の連番」のようなパーマリンクの場合、URLからページの内容を想像できませんが、「https://ドメイン名/日付/投稿名」などに設定を変更すれば、意味が分かりやすくなります。

投稿名が日本語の場合、URLの該当部分はエンコードされた英文字列になりますが、SEO上の問題はありません。気になる場合は投稿の編集画面でパーマリンクを英語に変更できます。

SEOのための記述ポイント

SEOを意識した記事作成では、ユーザーがどのような検索意図を持っているかを想定することが欠かせません。
タイトルやディスクリプション、本文や見出しのなかに、自然に読める形で検索キーワードを盛り込みましょう。キーワードを入れすぎて不自然にならないことが重要です。

本文はユーザーにとって価値があり、求める情報を過不足なく提供することを優先します。
単に長文にするのではなく、適切な分量で読みやすい記事が評価されます。さらに、経験・専門性・権威性・信頼性を高めるE-E-A-Tを意識したコンテンツ作りを心がけると、検索エンジンから高く評価されるでしょう。

E-E-A-Tとはなにか?Web記事作成にどのように取り入れるか?などの疑問には次の記事が参考になるでしょう。

関連記事:学びながら実践!E-E-A-TをWeb記事作成に取り入れる方法

外部からのリンクを獲得する

SEOにおいて外部からのリンク、いわゆる被リンクは重要です。
関連会社や業界情報サイトからの紹介、また自分で寄稿記事を書くことで獲得する方法があります。

併せてSNSでの発信を継続し、ユーザーとのコミュニケーションを活発にすることでシェアを増やすことも効果的です。自然な形でリンクを得ることが、長期的なSEO効果につながります。

投稿を継続する・改善する

SEOの成果を得るには、継続的な記事投稿が欠かせません。
同時に、Google Search ConsoleやGoogle Analyticsを活用して成果を分析し、検索順位の低い記事や直帰率の高い記事はリライトして改善しましょう。

構成や文章を工夫して、滞在時間を伸ばすことも効果的です。改善を繰り返すことでサイト全体の質が高まり、検索エンジンからの評価も向上します。

WordPressのシステム・プラグイン・テーマを常に更新する

WordPressは世界中で利用されているため、古いプラグインやテーマを放置するとセキュリティリスクが高まります。SEOのためにもサイトを安定して運用できる環境が欠かせません。

定期的にシステムやプラグインを更新し、不要になったものは削除する習慣をつけましょう。脆弱性が指摘されるプラグインなどは速やかに更新するか、代替の信頼できるプラグインに変更することが重要です。
最新の状態を維持することで、不具合を防ぎつつSEO対策にもよい影響を与えます。

まとめ

WordPressでSEO効果を高めるには、サーバーやテーマ選びといった基盤づくりから、記事ごとの設定やコンテンツ改善まで幅広い取り組みが必要です。

一度設定して終わりではなく、継続的な投稿と改善が成果を左右します。正しい知識と運用の積み重ねによって、検索エンジンに評価されるサイトを作り上げましょう。

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