Last Updated on 2026年1月8日 by
SEOに対応したHTMLテンプレートを作成・選定するために必要な条件を整理しました。
現時点(2025年10月)での必要性から判断してまとめた内容を紹介します。
この記事は「成果につながるSEO施策」の一環として、静的サイトのHTMLテンプレートを選定するポイントをまとめたものです。
- HTMLテンプレートの使用目的
- HTMLテンプレートに求められるSEO上の条件
- 1. HTML構造が最適化されていること
- 2. パフォーマンスが最適化されていること
- サイト制作後のチェックポイント
- まとめ
HTMLテンプレートの使用目的
HTMLテンプレートは、静的サイトを効率よく制作するために使われます。
とくにランディングページ(LP)や小規模なブランドサイトなど、更新頻度が低くデザインを統一したい用途にマッチするでしょう。
なお、CMS(WordPressなど)では直接使用できないことが多く、代わりに「テーマ」や「テンプレートファイル」としてCMS専用のテンプレートが必要になります。目的や環境に応じてテンプレートを適切に選ぶことがポイントです。
HTMLテンプレートに求められるSEO上の条件
SEO対応テンプレートを制作したり選択したりする際には、次の2つの観点から評価するとよいでしょう。
- HTML構造が最適化されていること
- パフォーマンスが最適化されていること
これらについて、以下に解説を加えます。
1. HTML構造が最適化されていること
HTMLは、検索エンジンがページ内容を理解するためのベースとなる要素です。
文書構造の整理やメタ情報の設定、構造化データの記述が整っているかを確認しましょう。
正しい文書構造の組み立て
HTML文書では、<header>・<body>・<main>・<footer>などの要素を適切に配置し、意味のある構造を持たせることが重要です。
コンテンツは<h1>から<h3>までの見出し階層を正しく使うことで、主題や関連性が明確になります。
また、<nav>や<article>などの特定の役割を意味する要素(セマンティック要素)を使うことで、検索エンジンがページの意図をより正確に把握できるようになります。
メタ情報の設定
SEOにおいて、メタ情報は検索結果に直接影響を与える重要な要素です。
とくに次の3つは必ず設定しておきましょう。
- titleタグ:ページの主題を簡潔に表す
- meta description:内容の要約を120字文字程度で記述する
- OGP(Open Graph Protocol):SNSでの表示を最適化する
また、大量のページを出力するCMSなどのケースでは、検索エンジンに不要なページをクロールさせないために次のようなメタ情報も必要です。通常、これらはCMSが設定に基づいて出力します。
- Canonicalタグ :正規のURLを検索エンジンに伝えて重複コンテンツを避ける
- Robotsメタタグ:検索エンジンのクロールやインデックスを制御する
これらが正しく設定されているテンプレートを選ぶことで、検索・SNSの両方にアピールできるでしょう。
alt属性の設定
ページ内のすべての画像タグ(<img>)にalt属性を付与し、画像の内容を適切に説明するテキストを記述します。アクセシビリティが向上し、画像検索の最適化につながります。
構造化データの提供
構造化データは、ページの内容や含まれている情報の意味を、検索エンジンに明確に伝えるためのマークアップです。
たとえばWebページの記事に著者のプロフィールを記述するとき、
- 名前:はてな太郎
- 職業:文筆家
- 専門:IT社会
などのように書いた場合、検索エンジンは一応、情報として取得しますが、プロフィールが著者なのか関係者なのか、権威のある人かそうでないかなどを正確に理解できません。
このとき、公的に認められた記述方法を使用して情報を記載すれば、検索エンジンは記述方法を参照したうえで明確に著者として認識できます。
また、著者や商品の情報などは、Googleの検索結果にリッチリザルト(付加的な情報)として区別されて表示されるため、ユーザーの目に留まりやすくなります。
記述方法
構造化データの記述方法として代表的なものは次の3つです。
JSON-LDはJavaScriptを使用してデータをページに追加する方法であり、HTMLの記述を変更することなく編集が可能です。
テンプレートの段階で、このような構造化データに対応しておくと、公開後のSEO効果を高めやすいでしょう。
構造化データはE-E-A-Tを高める
たとえば著者の経歴や専門分野、所属団体などを構造化データに含めた場合、E-E-A-Tに基づいたGoogleの評価に対してプラスの情報を提供できます。
コンテンツの意味を正確に検索エンジンに伝えることで、内容だけでなく、Webページの信頼性も向上するでしょう。
E-E-A-Tについて詳しくは次の記事で解説しています。
参考記事:学びながら実践!E-E-A-TをWeb記事作成に取り入れる方法
2. パフォーマンスが最適化されていること
SEOの評価には、ページ速度やモバイル対応などのパフォーマンス面も含まれます。
テンプレートの設計において、軽量化やレスポンシブ対応が考慮されている必要があります。
レスポンシブデザインへの対応
検索エンジンはモバイル端末での表示を重視しています。
ビューポート(<meta name=”viewport”>)の設定や、画面サイズに応じた柔軟なレイアウト設計ができているテンプレートを選びましょう。
テキストサイズやボタンの配置も、スマートフォンでの操作性を意識することが求められます。
表示速度の改善
Webページの読み込み速度を改善することは、UX(ユーザー体験)の向上につながり、SEOの評価を高めます。次のような施策によって改善が可能です。
- 画像サイズや読み込み方法の最適化
- 不要なスクリプトの削除
- CSSの軽量化
これらはCore Web Vitalsの指標改善に効果的です。
とくに次の3つの指標について、値を管理することが重要です。
- LCP(Largest Contentful Paint)
- INP(Interaction to Next Paint)
- CLS(Cumulative Layout Shift)
これらの値は、PageSpeed Insights にURLを入力すれば確認できます。
テンプレート自体が軽量で、外部読み込みの少ない構成であることを、確認しましょう。
サイト制作後のチェックポイント
テンプレートを使用してサイトを構築した後も、SEO対応が正しく機能しているか確認することが重要です。
ページ構造・モバイル対応・速度などを総合的にチェックし、エラーや改善点を見つけたら早めに修正しましょう。
SEOチェックに使用するツール
テンプレートが検索エンジンに最適化されているかを確認するには、以下のようなツールが役立ちます。
- Google Search Console:検索結果での表示状況を分析
- PageSpeed Insights:Core Web Vitalsや速度改善の指針を確認
- Lighthouse:構造・アクセシビリティ・SEOスコアを総合評価
これらを組み合わせて使うことで、テンプレートのSEO品質を継続的に管理できます。
まとめ
SEOに対応したHTMLテンプレートは、構造の正しさとパフォーマンスの両立がカギです。
文書構造・メタ情報・構造化データの整備に加え、モバイル対応や速度最適化を行うことで、検索エンジンからの評価が高まります。
なお、制作において構造化データを実装する際には、記述法や構造化のルール(スキーマ)を理解する必要があるため、SEOに精通した専門家に相談するのがよいでしょう。
