Last Updated on 2025年12月22日 by
Web記事の品質を左右するのは、文章力だけではありません。正確な表記や読みやすい文体、整った構成など、校正の工程も重要です。
とはいうものの、記事ごとにチェックリストを作って確認するのは手間がかかります。そこで活用したいのが、 AI校正・執筆クラウド「Shodo(ショドー)」です。
この記事では、私がShodoを使用して感じた便利な機能と、生成AIを組み合わせた記事作成の流れを紹介します。
- AI校正・執筆クラウド Shodo(ショドー)とは
- 筆者が Shodo を使うようになった経緯
- Shodo で記事作成が効率化する理由
- 生成AIと Shodo を使ったブログ記事作成フロー(筆者の方法)
- まとめ
AI校正・執筆クラウド Shodo(ショドー)とは
Shodo は、文章の校正・推敲・共有をオンラインで行えるクラウドサービスです。
AIが文法ミスや表記ゆれをチェックし、執筆をサポートしてくれます。
チームでの共同執筆にも対応しており、個人利用から企業運用まで幅広く使えるのが特徴です。
Shodo でできること
Shodo では、執筆・校正・共有の3つの観点から作業を効率化できます。
- 執筆サポート:マークダウン形式での記述、AIオートコンプリート、文字数カウント
- 画像添付:画像のアップロードと執筆への添付
- AI校正:誤字脱字・文法エラーの検出、表記ゆれの統一、AIによる最終チェック
- 外部ツール連携:GoogleドキュメントやWord上での校正、ブラウザ上での入力文の校正
- ブログ連携:はてなブログに出力して作業をスムーズに移行
執筆・入力から校正に至る作業をワンストップで可能にします。
Shodo の無料版はお試し用
Shodoには無料プランがあり、基本的な校正やAI提案を試せます。
ただし、文字数制限や機能制限があるため、長文の記事や本格的な執筆には向きません。
実際に使ってみて操作感を確かめるには十分ですが、継続的に記事を制作するなら有料プランのほうが効率的でしょう。
筆者が Shodo を使うようになった経緯
私がShodoを使い始めたのは、ライティング案件の校正を自動化したかったからです。
最初の取引先では「文賢」という校正・推敲ツールを使っていましたが、個人で契約するには料金が高く感じられました。そのため無料の校正ツールをいくつか試しましたが、機能の制限や操作性に満足できませんでした。
そんな中で見つけたのがShodoです。導入企業の実績が公表されており、安心感がありました。さらに、はてなブログやGoogleドキュメントなど外部ツールとの連携も充実しています。(外部連携は有料)
無料版を利用してみて、文章を貼り付けたら校正できる点はもとより、画面上で執筆しながら校正チェックされたり、AIによる最終チェックができたりする点が使いやすいと感じました。
利用頻度が増えると文字数制限が支障になることや、はてなブログに連携したいと考えたことなどから、有料版(プレミアム)に移行して現在まで使用しています。
Shodo で記事作成が効率化する理由
Shodoを使うと、執筆から校正までを一気に行えるため、作業の切り替えが少なくなります。ここでは、実際に使ってみて便利だと感じた機能を紹介します。
なお、Shodoのプランごとの機能は、料金・プランページを参考にしてください。
マークダウン形式で執筆できる
Shodoでは、マークダウン記法で本文を整えながら執筆できます。
見出し・リスト・リンクなどをマークアップしながら書けるため、記事の構成を意識しやすいのが特徴です。G
oogleドキュメントや、はてなブログなどのマークダウンに対応したツールに記事をコピーする場合、基本的にはフォーマットが維持されます。
執筆しながら校正できる
一般的な校正ツール(とくに無料のもの)では、執筆後に文章を貼り付けて確認する必要がありますが、Shodoを使うと執筆中にリアルタイムで校正結果が表示されます。
誤字脱字や文法の指摘がその場で確認できるため、後からまとめて修正する手間が省けます。たとえば「・・・ます。・・・ます。」などが繰り返されていることもすぐに分かるため、書きながら文章の修正ができる点が便利です。
後に続く文章を提案してくれる(AIオートコンプリート)
ShodoにはAIによるオートコンプリート機能があり、文章の続きを自然に提案してくれます。
たとえば、見出しや本文を書いている途中で関連する文脈を自動で予測し、候補が表示されます。
完全に任せるのではなく、補助的に使用するのがよいでしょう。自分では思いつかない表現で、しかも最適だと思える表現に出会って感動することもあります。「そうそう、これこれ!」という感じです。
最終AIチェックで校正の精度が向上する
執筆を終えたあとに「最終AIチェック」を実行すると、より深いレベルでの指摘が行われます。
表現や文体のチェックなどを、記事の文脈を考慮したうえで提案してくれているようです。初稿で気づかなかった細かな修正点が見つかり、仕上がりの精度が上がります。
任意の部分の文字数がすぐに分かる
Shodoでは、選択した範囲の文字数をすぐに確認できます。
たとえば、見出しごとの分量を調整したいときや、クライアント指定の文字数制限に合わせたいときに便利です。
外部ツールでカウントする必要がなく、作業が途切れません。地味ながらも、当然あってほしい機能です。
表記ゆれの設定で一貫性を確保できる(有料版)
記事全体で表記を統一することは、信頼性や読みやすさに直結します。
Shodoでは校正ルール設定による「です・ます」調の統一や、「コンピューター/コンピュータ」などの表記ゆれの統一を個別に設定可能です。
あらかじめルールを設定しておけば、自動で指摘してくれるため、複数の記事を継続して書く際にもスタイルの一貫性を保てます。
他のツールとの連携がスムーズ(有料版)
Shodoは外部サービスとの連携機能が豊富です。
- はてなブログ:Shodo上で記事を作成してブログに送信し、下書きとして保存
- Googleドキュメント:Googleドキュメントで文章を作成しながらアドオンのShodoで校正
- Word:Wordで文章を作成しながらアドインのShodoで校正
これにより、執筆から公開までの作業がシームレスになります。とくにブログ運営者や複数人での制作には、効率化の効果が大きいでしょう。
生成AIと Shodo を使ったブログ記事作成フロー(筆者の方法)
ここでは、私が日常的に行っている生成AIとShodoを組み合わせた記事作成フロー、とくに「はてなブログ」を想定した内容を紹介します。
AIツールをうまく活用することで、執筆時間を短縮しながら品質を維持できます。
1. テーマ検討|Grok
記事のテーマは、生成AIの「Grok」で調べています。
業界での一般的な課題や特定の話題の背景、使用されている言葉などを調べたうえで、記事のテーマを発見したり、絞り込んだりできます。
検索需要だけでなく、新しい切り口を見つけられる点が便利です。
2. キーワード選定|調査ツール
テーマを決めたら、キーワード選定ツールで検索意図を分析します。
ラッコキーワードやaramakijake.jpなどの調査ツールを使用して、検索量や関連語を確認。競合記事の傾向もチェックし、記事構成に落とし込みます。
ここで決めたキーワードが、タイトルや見出しづくりの軸になります。
3. 構成作成および執筆|ChatGPTとの共同作業
構成案を下書きの執筆には生成AIの「ChatGPT」を利用しています。
生成AIへの指示は、段階を踏んで細かく指示するほうが精度が向上するため、まずタイトルが妥当かどうかを相談しながら決めます。
その後、大見出しの提案をもらって検討、さらに小見出しや本文の概要を検討し、最後に執筆を依頼するというステップです。
結果はあくまで下書きと考えているため、最終的な文章は自分で調整しています。
また、Shodo上で画像をアップロードして記事に挿入することも可能ですが、私はブログ側で作業しています。
4. 校正・推敲|Shodo
下書きはマークダウン形式で出力してもらい、Shodoに貼り付けて校正を行います。
文法エラーや語尾の重複、語彙の偏りをチェック。AI提案を参考にしながら、自然な文章に整えます。
「最終AIチェック」を実行すれば文章全体としての品質の問題が指摘されるため、仕上げのチェックに有効です。
5. 内容の重複確認|コピーチェックツール
Shodoでの校正後は、文章の重複を確認します。「CopyContentDetector」などのコピーチェックツールを使い、他サイトとの類似を防ぐ作業です。
生成AIが既存の記事の文章をそっくり使用することはないと考えますが、念のためにコピーチェックを行って、安全性を確保します。情報ソースの少ない話題については、特定の記事が参照されている可能性もあるため、内容や文章が似通ってしまうリスクがないとはいえません。
6. 評価とファクトチェック|Grok
作成した記事をGrokに入力して、評価とファクトチェックを依頼します。
記事の良い点や改善点の指摘、Grokが収集した情報と比較した事実関係のチェックをしてくれます。
正しくない場合は、どの程度正しくないかのニュアンスも伝えてくれるため、再調査するか文言修正レベルで済ませるかの判断も可能です。
これまであまり不都合はありませんでしたが、生成AIの一般的な傾向として、事実関係の主語を間違えて別の事実と混同することがあるため、少しでも違和感があればよく調べるのがよいでしょう。
7. はてなブログへの送信|Shodo
記事が完成すれば、はてなブログに送信して下書きを生成できます。Shodoの画面から直接ブログの編集画面に遷移できるため、そのまま編集に入ってカテゴリー選択やディスクリプションの追記などの作業が可能です。
記事はマークダウン形式で整っているため、装飾や改行もそのままブログに反映されます。公開画面での微調整も少なく、投稿までの流れがスムーズです。
【ブログ上の注意点】
はてなブログの編集画面から「大見出し」を選択すると「h3」レベルの見出しに設定されます。(中見出しはh4)
しかし、通常のWeb記事では大見出しが「h2」であるため、その前提で記事を作成すると、はてなブログにインポート(送信)したときにミスマッチが生じます。
私の場合、h2/h3で本文を構成し、はてなブログにはそのまま送信。追加のCSSでh2/h3用のデザインを適用しています。たとえば次のような方法です。
- HTML編集画面で各見出しタグにクラスを追加 → 例:<h2 class=”adjust”>(h3・h4も同様)
- 高度な設定・デザインCSS画面でクラスを追加 → 例:.entry-content h2.adjust(h3・h4も同様)
HTMLにクラスを追加する作業がやや面倒ですが、従来のデザインと区別するためにそうしています。
8. はてなブログでの編集と公開
最後に、はてなブログの編集画面でアイキャッチやカテゴリーなどの設定を行います。プレビューで全体を確認し、体裁を整えたら公開です。
まとめ
Shodoは、執筆と校正を同時に進められる効率的なツールで、マークダウン対応やAI提案機能、連携のしやすさがライターにとって魅力的といえるでしょう。
Shodoでの執筆からブログ作成・公開までの一連の流れもスムーズです。
さらに、GoogleドキュメントやWordを使用した文書作成にも校正機能が提供されており、従来の執筆作業を変えない使い方も可能です。
今回は私が使用した範囲を中心に解説しましたが、ほかにもShodoにはさまざまな機能があります。自身やチームのワークフローに適した使い方を見つけてください。
