Last Updated on 2026年2月8日 by
ですます調にすれば丁寧かというと、必ずしもそうではありませんね。
やはり内容が丁寧でないと、読んだ人は丁寧だと感じないと思います。
言い回しや、文章の順番によっても、印象は変わるでしょう。
たとえば、
〇〇について上司に相談するのがよいでしょう。
相談しておかないと、後で困ることになります。
という文章の順番と、
〇〇について上司に相談しておかないと、後で困ることになります。
必ず相談しましょう。
という順番では、どちらが丁寧に感じるでしょうか?
前者は「困る」というイメージが余韻として残るから、ちょっと嫌な感じがしませんか?
後者はやんわりとアドバイスをくれている感じが余韻として残るから、救われた感じがするのではないでしょうか?
丁寧かそうでないか、ということでは、後者のほうが読み手にとって親切で、丁寧に感じるのではないでしょうか。
両者はほぼ同じことを言っているのですが、読後感が異なるでしょう。
話された側の気持ちに配慮する
私自身は、普段の会話は決して丁寧ではありません。
わりあい、はっきりと言い放つほうです。
言ってしまってから「もうちょっと他の言い方をすればよかったカナ?」と反省することもあります。
そのため文章を書くときも、言うほうに一生懸命になると丁寧さや親切さがなくなり、読んだ人に「残念だなあ」と思わせているかもしれません。
前述の例文は、クライアント案件の記事を書いているときにセルフチェックをしていて気づいたことでした。
とくに段落や章(見出し)の最後の言い回しが不適切だと、読者に迷いや疑問や不安が生じる場合があるだろうなと思いました。
記事の文章は単なる「発信」ではなくて「受け取ってもらうために手渡す」という捉え方をすると、手渡すときの「印象」に配慮しやすくなるのではないでしょうか。
少なくとも、言い放ってしまうとそれがたとえ「ですます」でも、キツく感じたり、無責任に感じたり、丁寧でなく不親切だと感じるでしょう。
まとめ
丁寧な文章を書くのは意外に難しいと感じるとともに、人格が丁寧な人は文章も自然に丁寧になる気がします。
しかし文章を書くプロは、自身の人格に関係なく(笑)自在に文章が与える効果をコントロールできる人であるべきでしょうね。
そのような、自在に書けるライターになれたらいいなと、おぼろげに感じた本日です。
