SEOのためでなく、Webサイトのコンテンツを良くしたい


Webサイトを見るユーザー

「SEO」をテーマにした場合、AIを含めて、自然検索からの流入を増やす施策が焦点になります。とにかくガチでSEOをやる必要があるでしょう。

しかし「Webサイトの価値を高めたい」という視点を持つサイト運営者にとって、それは十分な施策でしょうか?
たとえば、仮に大きなキーワードで検索5位以内に入っていたとしても、「クリックされない」「コンバージョン(CV)が上がらない」などはよくあるケースです。

この記事は、Webサイトのコンテンツを良くするためのきっかけを提案する内容です。

目次

Webサイトのコンテンツを見るのは誰?

事業用Webサイトのコンテンツを見るのは、サービスのユーザー、またはユーザーになり得る人々です。
ユーザーはコンテンツを見て、好き/嫌い、良い/悪い、欲しい/要らないを判断し、何らかの行動をするでしょう。
Webサイトはユーザーのために作られ、公開されるものです。

どのようにWebサイトに来ていただくか?

Webサイトを設置しただけでは、誰も見に来ません。これは周知の事実です。
対象となるユーザーに来ていただくための道筋が必要です。

SNSから

おそらく誰もが最初に考えることは、SNSにシェアして来ていただくことでしょうね。
Webサイトへの道筋を付けるのに、SNSは手っ取り早く効果的な方法です。X、Instagram、TikTok、Facebookなど。
無料で利用できるため、初期投資も、人件費を除くランニングコストもわずかで済みます。

広告や配布物から

何とかして人を呼び込みたいと、とにかく数が欲しいという場合、広告を出すことを考える運営者は多いでしょう。
広告はさまざまな媒体に出せます。SNS、広告を貼っているWebサイト、検索結果の連動広告、動画サイトのコンテンツ、メールマガジンなど。

オフラインの手段を含めると、店舗の張り紙や配布物、展示会の配布物、ポスティングのチラシやデジタルサイネージなど数多くあります。
ただし、数に応じてそれぞれの媒体の利用コストがかかってきます。

検索から(SEO)

Webサイトは設置しただけでは効果がありませんが、外部リンクが付くと検索エンジンがページを発見し、自然検索の流入が発生します。
ただ、自サイトのコンテンツと同じテーマやキーワードを持つサイトも多く存在するのが一般的です。

検索結果画面(SERPs)において、ユーザーの目に止まる上位10〜20位以内に入るには、検索エンジンからの評価を高める必要があります。最初の施策実施から半年、あるいは1年ほどしてようやく成果が出るような、長期的な取り組みです。

集客手段の有効性の比較

前述のSNS、広告・配布物、検索(SEO)による集客の有効性について、簡単に表にまとめておきます。

集客手段即効性コスト持続性
SNS⚪︎△(アルゴリズム依存)
広告×△(停止したらゼロ)
SEO×⚪︎◎(資産化)

SNSやSEOの運用コストは、継続するための人件費が大きいでしょう。個人の経営者が自分でやる場合、顕在コストは最小限にできます。

ユーザーに来ていただいた後のこと

来ていただくだけでも大変で、そればかりに没頭してしまいがちですが、来訪がゴールではありません。
ユーザーは、Webサイトを訪れる前に何らかの期待をしています。訪れたときに、期待通りのWebサイトであることが必要です。

Webサイトで何らかの発見や満足、新たな興味を得たうえで、次のアクションをとってもらえるようにしましょう。たとえば「問い合わせ」「資料請求」「ユーザー登録」「注文」など。あるいは「この内容はおすすめ!」とユーザーがSNSなどでシェアしてくれることも。

これらのユーザーアクションをコンバージョン(CV)としてKPIに設定し、記録・管理することが重要です。CVのためにコンテンツの充実を図ることが、Webサイト運営の中心となります。

ブランドとしてのWebサイト

Webサイトを企業や商品・サービスと同じように「ブランド」として捉えると、Webサイトの在り方が見えてくるでしょう。「ここに行けば好きなもの・欲しいものに出会える」という「場」としてのブランドです。
ユーザーが認知していれば、次のように自身がとり得る手段を使ってWebサイトにアクセスできます。

  • ブラウザーのブックマークを使って(直接流入)
  • サイトやページ名を検索して(指名検索)
  • SNSの投稿にシェアされたリンクをたどって
  • SNSアカウントのプロフィールに張られたリンクから
  • 名刺やスクショ画像のQRコードから

このような状態になってもユーザーを裏切らないコンテンツを持ったWebサイトを作ることが、Webサイトの理想形といえるでしょう。

そもそも、すでにこのようになった時点でWebサイトは十分な価値を持っているといえます。
自サイトに、どのようなルートでユーザーが来訪しているかをチェックしてみましょう。

まとめ:価値あるWebサイトのコンテンツづくり

「価値あるWebサイト」は、検索結果上位に表示されるサイトであるとは限りません。上位サイトは「価値のある可能性のあるサイト」と考える程度がちょうどよいのではないでしょうか。

「価値」には普遍的な価値と、特定のユーザーにとっての価値があるでしょう。また、「誰も気づいていない価値」は検索されにくいという特徴があります。
何らかの形でコンテンツが必要な人の目に留まれば、その価値に気づけるでしょう。そのためにコンテンツを作り、発信し続けることが重要です。

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