Last Updated on 2025年11月23日 by
シリーズ投稿の最後はWebデザイナーです。
また、最後にグラフィックデザイナーさんとの関わりについても少し触れたいと思います。
私自身が約13年間、Web制作を自営業で行っており、そのなかの一つの業務分野としてWebデザインがありました。
私は正直なところ、デザインは下手くそです。だからWeb制作者であっても自らWebデザイナーを名乗ったことはありません。どちらかというとシステム構築やプログラミングのほうが得意でした。
Webデザイナーとは
Webデザイナーとは、Webサイトをデザインする人のことです。
この場合の「デザイン」とは何かということですが、Webサイトの見た目を決めることはもちろんですが、他にも仕事があります。
概ね次のような仕事があるでしょう。
- ビジュアルデザイン(アニメーションを含む)
- UI設計
- サイト内の構成設計
- ページ内レイアウトの設計(ナビゲーション・コンテンツ)
使用するツールとしてはペイントソフトやドローソフト、UIデザインツール、Webオーサリングツール、CMSなどです。
Webサイトの目的に応じてページの構成や見た目、使い勝手を設計します。
Webデザイナー周辺の職種
Web制作を一人でやっている人もいますが、一般的には制作会社が主体となってチームを作ることが多いといえます。
制作チームには次のような職種の人がいるでしょう。
- Webディレクター:営業・プロジェクトの進行統制
- Webマーケター:マーケティング・企画・SEO
- Webデザイナー:企画・デザイン
- コーダー:HTML・CSSコーディング(JavaScriptコーディングをする場合もある)
- Webエンジニア:Webシステムの開発・構築・運用(フロントエンド/バックエンド)
そのほか、コンテンツ制作に力を入れているWeb制作会社では、Webライターやフォトグラファーなどもレギュラーで加わるでしょう。
規模の大きな制作会社ではプロデューサーがいる場合もあります。
また、ロゴ制作やCIの策定などは、グラフィックデザイナーや専門のマーケターが担当することもあります。
Webデザイナーの仕事はどこまで?
よくWebデザイナーの仕事の範囲についてSNSで議論されることがありますね。「コーディングやプログラミングまでできないといけない」という話があります。
海外のWebデザイナーが広範囲の仕事をしているという話から来ている考え方かもしれません。
あるいは、Web制作チームではどうしてもエンジニアが強い立場になってしまうことから、業務フローがエンジニア寄りになりがちです。エンジニアの仕事がしやすいように、デザイナーが立ち回らなければならないという状況が生まれているのかもしれません。
個人的には、前述の「Webデザイナーとは」に挙げた仕事がWebデザイナーの仕事だと考えていて、必ずしもコーディングまで行う必要はないと思っています。
それよりも、マーケターと一緒に市場やユーザーのことを考えながら、デザイン業務に注力すべきだろうと考えます。
Webデザイナーと関わった仕事の内容と印象
私がWeb制作をしていたなかでは、必ずしもデザインを自分がやらなくていいこともありました。
- 制作会社からデザインをもらってコーディングして返す
- 同様に、デザインをもらってWordPressの構築まで行う
- クライアントがデザイナーで、基本デザインをもらってWebデザインにする
このような感じで外部のデザイナーと関わることも、しばしばあったのです。
Web制作会社様
長くお付き合いした制作会社様は、社長が制作会社のディレクター(兼デザイナー)だった頃にお声がけいただいて、独立して会社を設立した後もお付き合いが続きました。
デザインデータを支給してもらってコーディングやWordPressの構築を行うという流れが多かったです。
支給されるデザインはほぼデザインワークに特化したデザイナーさんによるものでしたが、非常によくできたデザインで、実装上の問題は何もありませんでした。
その方は外部委託のデザイナーさんで「Webサイト一式のデザインを3日で仕上げてくれる」と、社長はおっしゃっていました。とても優秀な方です。
ほかにも、尖ったカッコいいデザインが得意なデザイナーさんもいて、コーディングが難しいときもありました。しかしWebサイトの見栄えがとても素晴らしいので、サイト構築にもやりがいがありました。
デザイナーのクライアント様
私の場合は、クライアントにデザイナー職の人もいたため、基本デザインをクライアントからもらうこともありました。
デザイナーさんのWebサイトは、私などがデザインしてもちっともうまくできません。訴求力がないですし、個性が出しにくいのです。
デザイナーであるクライアントがWebデザインに興味のある場合、クライアントにデザインをしてもらうのも良い方法だと思います。
ただ、Web制作のことをまったく理解されていないため、改めてWebデザインを起こさなければなりませんが。
デザイナーでない立場として関わる
デザイナー同士の関わりは大変だと思いますが、違う立場の人間として関わると、なかなか楽しい仕事です。
デザイナーさんも業界によって考え方や仕事の仕方が異なりますが、Webデザイナーがいちばん仕事が細やかで、きっちりしているのではないかと思います。また、さまざまな情報の取り扱いが上手だと思います。
グラフィックデザイナーさんにデザインをお願いした話
Web制作案件のなかで、一度だけ、グラフィックデザイナーさんにデザインをお願いしたことがあります。
たまたま知り合った方で、ちょうど私自身が外部デザイナーさんと組みたいと思っていたタイミングだったため、お声がけしたのです。
かなりベテランのデザイナーさんで、デザインに関して何も口を挟む余地はないのですが、やはりWebデザインのように流動的なデザインには対応しにくいようでした。その辺りの調整が難しかったですね。
レスポンシブデザインに対応してもらうのが恐れ多い感じで(笑)結局、紙のデザインに近いWebサイトとなりました。
ただ、やはりグラフィックデザイナーさんはCIやブランディングにはさまざまな経験をお持ちのため、Webサイトにその部分をうまく活用できればよかったなと思います。そのときはクライアントさんがあまり意欲的でなかったこともあり、単なる看板的なホームページ制作で終わってしまいましたが。
シリーズまとめ
私自身が過去にデザイナーさんと仕事で関わってきた体験談を、これまでのシリーズ投稿で話しました。
デザイナーという仕事に興味を持ちつつも、自分自身がデザイナーにはなりきれなかったことが、今となってはやや後悔を感じるところです。
それでも、かなり多くの時間をデザイナーさんたちと過ごしたことは、自分の人生・教養にとってよい体験だったと思います。
いままでに得た経験を自分の仕事やライフスタイルに少しでも活かせたらよいと思い、今回はキャリアの棚卸し的に一連の記事を書かせていただきました。
【シリーズ投稿】デザイナーと仕事をしてきた体験を整理する
- 序章
- 工業デザイナー
- インテリアデザイナー/コーディネーター
- カラリスト
- 建築家
- Webデザイナー/グラフィックデザイナー
